切ってはいけないのはなぜ!?猫のヒゲの秘密

ネコちゃんは小さなお顔の割にしっかりとした、長いヒゲが生えていますね。

このネコちゃんのヒゲは「切ってはいけない」というお話を聞いたことはないでしょうか?

なぜ切ってはいけないのか?今回はそんな猫のヒゲの秘密と役割についてお話していきます。

猫のヒゲを切ってはいけない理由

猫のヒゲの根元には神経が集中しているため、
ヒゲ自体がセンサーのような役割を果たします。

  • 振動を感知する
  • 狭い場所を通れるか判断する
  • 風向きを判断する
  • 平衡感覚を保つ
  • 目の上のヒゲで目を守っている

等ができるため、猫にとって重要な器官と言えます。

そのため、ヒゲをいたずらに切ってしまうと、
判断能力が鈍り、狭い場所に入ることを拒んだり、
暗闇で歩けなくなってしまったりと、
猫の生活に支障をきたすことになります。

ちなみに犬のヒゲは敏感なセンサーの役割はかなり退化しており、
健康な犬であれば切っても生活に支障をきたすような問題はないとされますが、
視覚や聴覚の衰えた犬には残した方が良い、との見解もあります。

猫のヒゲの生えている数と場所について

猫のヒゲは口の左右だけでなく、
両目の上(眉毛に当たる部分)、左右の頬、顎下にあり、
50~60本程生えています。

抜けたり、折れたりして数が減ることはありますが、
しばらくすると綺麗に生えそろいます。

猫のヒゲはボディランゲージ

猫のヒゲはボディランゲージの役割も果たします。

  • 落ち着いている時は下がっている
  • 嬉しい時はピンピンと時計の10時10分ぐらいに上がる
  • 警戒している時、遊んで興奮している時は前面にピンと張る
  • 怖い時は顔にくっつく

など、ヒゲによって猫の感情が分かります。

まとめ

ネコちゃんのヒゲは重要な役割や感情表現に役立っているので、
切りそろえたりはせず、自然のままにしましょう。

ヒゲは色々な動きを見せるので、ぜひ観察してみてくださいね。