ゴールドの被毛が美しい大型犬!「ゴールデン・レトリーバー」について

ふさふさのゴールドの被毛が美しい大型犬、「ゴールデン・レトリーバー」

同じレトリーバーである「ラブラドール・レトリーバー」と共に
とても人気のある大型犬です。

今回はゴールデン・レトリーバーについてお話しします。

「ゴールデン・レトリーバー」について

「ゴールデン・レトリーバー」はイギリス原産の鳥猟犬です。

ゴールデン・レトリーバーはフラットコーテッド・レトリーバーから生まれた
イエローカラーの犬にセッターやウォータースパニエルをかけ合わせて
1908年に作出されたと言われます。犬種としては1925年に登録されました。

ゴールデン・レトリーバーは忠実に仕事をこなす優れた使役犬で、
人間が撃ち落とした水鳥を回収(レトリーブ)することを仕事にしていました。

使役犬としての能力の高さから、現在では鳥猟犬の他に介助犬や警察犬など
様々な仕事で活躍しています。

ゴールデン・レトリーバーは従順で温和な性格から大型犬の中でも飼いやすく、
ファンの多い犬種です。

体の大きさや垂れ耳などラブラドール・レトリーバーの特徴と似ていますが、
交配の血統から見て全く異なる犬種です。

ゴールデン・レトリーバーの毛質は長毛で、
ラブラドール・レトリーバーのような短毛はいません。

長毛のためブラッシングを怠るともつれや毛玉が出来てしまうので、注意が必要です。

体重:約27~34kgほど

「ゴールデン・レトリーバー」の性格としつけ

ゴールデン・レトリーバーは社交的で、飼い主と遊ぶことが大好きです。
小さな子供に対しても優しく接することが出来ます。

訓練性能も抜群ですので、訓練を楽しんだり、
一緒にスポーツを楽しむことも出来ます。

同じレトリーバーでもラブラドール・レトリーバーは明るく物怖じしないタイプが多く、
ゴールデン・レトリーバーの方が優しく、落ち着いたタイプが多い傾向にあります。

落ち着いたタイプが多いと言っても鳥猟犬としてのパワフルな面もありますので、
しっかりとしつけ・トレーニングを行ってコントロールするようにしましょう。

ゴールデン・レトリーバーは少し繊細な面があり、長時間の留守番や
飼い主さんとのコミュニケーション不足などがストレスになることがあります。
散歩やコミュニケーションの時間をしっかり取るようにしましょう。

「ゴールデン・レトリーバー」のなりやすい病気

股関節形成不全は股関節の発育状態が悪いことから、
慢性的な亜脱臼状態となってしまう病気です。
ゴールデン・レトリーバーはこの病気が遺伝的に多く見られます。

股関節形成不全になるとモンローウォークという
腰を左右に振りながら歩く独特の歩行が見られたり、
痛みから散歩を嫌がったりするので、
歩行異常が見られたら早めに獣医さんに相談しましょう。

ゴールデン・レトリーバーは悪性リンパ腫骨肉腫などの、
悪性腫瘍が比較的多く見られます。
悪性腫瘍は早期発見・早期治療が重要ですので、
毎日のボディチェックを欠かさないようにしましょう。

ゴールデンレトリーバーはアトピー性皮膚炎などの
皮膚疾患が見られやすいです。
毛玉などが原因で皮膚への通気状態が悪いと、
皮膚炎が起きやすいので、ブラッシングを行いましょう。

胃捻転は、何らかの原因で胃が拡張とねじれを起こしてしまう病気で
ゴールデンレトリーバーなど、大型犬が起こしやすいです。
早食いや食後の運動を避けるなど、対策をしっかり取るようにしましょう。

まとめ

ゴールデン・レトリーバーはゴールドの被毛が綺麗な大型犬です。

元々は鳥猟犬でしたが、現在は介助犬・警察犬など様々な
使役犬としても活躍しています。

優しく、人間が大好き、社交的な性格ですが、
少し繊細な面もありますので、
コミュニケーションを取る時間を多く作りましょう。

歩行に異常が見られる股関節形成不全や、
悪性腫瘍、皮膚疾患が見られやすいので、
毎日ボディチェックとブラッシングをするようにしましょう。