ぬいぐるみのように可愛い!「トイプードル」について

まるでぬいぐるみのような容姿からとても人気のある犬種「トイプードル」

カットを楽しめることや、抜け毛が少ないということも人気の一つのようです。

今回はそんなトイプードルについてお話しします。

「トイプードル」について

トイプードルは大型のプードル(スタンダードプードル)を小型化し、
愛玩犬として改良した犬種です。

原種であるプードルの原産国は諸説ありますが、
ヨーロッパ諸国の中でもフランスで最も人気を博していたことから、
フランス原産と考えられています。

プードルはカモなどの水鳥の狩りを手伝う狩猟犬で、
ハンターが撃ち落とした鳥を泳いで回収していました。

水鳥回収作業をしていたことから、泳ぎは得意です。

プードルの独特なカットは泳ぐときに邪魔になるような部分をカットし、
心臓など冷えては困る部分の毛を残したことから始まったといわれています。

このプードルをイギリスやフランスで小型化すると、
上流階級で人気となりました。

16世紀にはミニチュアプードルが誕生、
18世紀後半にはさらに小型の「トイプードル」が作出されました。

日本にこのトイプードルが輸入されたのは1949年で、
その頃はあまり人気のある犬種ではありませんでした。

しかし近年ではクマのぬいぐるみのような
「テディベアカット」が流行し、現在では最も人気のある犬種の一つとなっています。

プードルはスタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイとサイズがありますが、
トイプードルはプードルの中で一番小さいタイプです。

体重は3kg前後。毛色のバリエーションも豊富で、
ホワイト・ブラック・レッド・アプリコット・ブラウン・シルバーなど様々です。

愛称はトイプーなど。

「トイプードル」の性格と飼い方

トイプードルは小型愛玩犬として改良された犬種ですが、
元々は猟犬のためとてもアクティブな犬種です。

性格は明るく賢く、人が大好きな子が多く、
また甘えん坊も多いようです。

トイプードルの賢さは犬種全体でもかなり上位で、
物覚えの良さからスポーツドッグや警察犬、
サーカスで曲芸を披露するなど多岐にわたって活躍しています。

良いことだけではなく、悪いことも覚えてしまいやすく、
可愛らしい容姿から飼い主さんが甘やかしてしまうと、
要求吠えを行ったり、いたずらを行うなどの
問題行動も見られがちです。

ぬいぐるみのような可愛さに負けず、
しっかりと一貫したしつけを行いましょう。

ケアの面では柔らかくクルクルとした毛質は毛玉になりやすいため、
毎日ブラッシングを行いましょう。

被毛はカットしないと伸び続けるため、
1~2ヶ月に1回はトリミングに連れて行くようにしましょう。

定期的なトリミングは被毛を綺麗に保つことが目的ですが、
色々なカットを楽しめるのはトイプードルならではです。
ぜひ愛犬に合うカットを見つけてみてください。

トイプードルは毛質の特性上、抜け毛がほとんどありませんので、
アレルギーのある人にも比較的飼いやすい犬種と言われます。

「トイプードル」がなりやすい病気

などがあげられます。

膝蓋骨脱臼は小型犬に多い病気で、先天性と後天性の場合がありますが、
トイプードルは先天性の膝蓋骨脱臼が多く見られます。

重度になると歩行困難になりますので、歩行チェックをするようにしましょう。

また、トイプードルはジャンプをするのが好きな個体が多いのですが、
ジャンプは足に負担がかかります。

ジャンプをさせないようにしたり、カーペットを敷くなど
足に負担がかからない対策をしましょう。

まとめ

トイプードルは狩猟犬として活躍していた大型のプードルを
愛玩犬として小型化した犬種です。

トイプードルはとても賢いですが、しっかりしつけを行わないと
悪いことを覚えて手が付けられなくなってしまうこともあります。

可愛いからと甘やかさずに、しつけを行いましょう。

また、関節のトラブルが多くみられるので
カーペットを敷くなど足に負担がかからない対策をしましょう。