子犬時はトイレの失敗を見ることもありますが、成犬になりトイレを完璧に覚えている子がトイレを失敗してしまう場合は何か原因があり、体調面でのSOSのサインの可能性があります。そこで今回は「成犬がトイレを失敗してしまう理由」についてお話しします。
成犬がトイレを突然失敗してしまう原因は?
成犬がトイレを失敗してしまう原因は
主に精神的なストレス・トイレ環境の変化・病気・マーキングの4つに分かれます。
精神的なストレス
- 家族が増えた
- 引っ越しをした
- 騒音が増えた
- 運動不足
など
生活環境が変わることのストレスによりトイレを外すことがあります。
環境の変化によるトイレの失敗問題は、多くの場合時間とともに解決します。
新しい環境に慣れるまでは時間がかかりますが、トイレを失敗しても叱らず、
トイレトレーニングを一からやり直していきましょう。
一度覚えていたことなので、成功体験をさせることが出来れば
自然と思い出していくはずです。
また、運動不足によるストレスによりトイレを外すこともあります。
この場合は毎日の散歩や遊びで犬を満足させるように心がけましょう。
トイレ環境が気に入らない
- トイレが汚れていた
- トイレの場所が突然変わった
- トイレトレーやペットシーツが変わった
など
トイレの環境がいつもと違ったり、汚れているとトイレを外すことがあります。
トイレを清潔に保ち、トイレの場所を変更する場合は少しずつ移動するなどします。
トイレ環境を極端に変更するのは犬が混乱しますので、やめましょう。
病気や加齢のサイン
- 泌尿器疾患
- 加齢による疾患
膀胱炎などの泌尿器疾患による頻尿や、加齢による関節炎、認知症などで
上手くトイレまで移動できないことが原因でトイレを外すことがあります。
この場合は、病院に連れていき原因を確認しましょう。
原因がわかったら病気の治療や、シニアでも行きやすいトイレ環境にするなど
工夫をしましょう。
シニアの場合はおむつ対応が必要になることもあります。
発情期によるマーキング
特に若齢で起きやすい失敗が、発情をきっかけにトイレを外す「マーキング」です。
犬の発情期はメスのみにあり、オスは発情期のメスが近くにいたり、
発情期のメスの尿臭などをきっかけに発情します。
この場合は時期が過ぎれば元に戻りますが、
失敗経験をさせないために行動を観察するようにしましょう。
また、避妊去勢手術を行うことで「発情によるマーキング」は多くの場合改善します。
まとめ
成犬が突然トイレを失敗するようになった時には何らかの原因があります。
しっかりとしつけが出来ていた場合は、
時間と共に改善したり、再トレーニングをすることで元に戻ります。
加齢が原因で失敗してしまう場合は、年齢に合ったトイレ環境にしましょう。
病気が原因の場合は、病院で治療を行わないと改善しません。
体調のSOSの可能性もあるので注意しましょう!
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