犬に「オスワリ」を上手に教える方法

ほとんどの人が犬に教える動作として「オスワリ」があります。

しかし初めて「オスワリ」を教える場合は、どのように教えれば良いのか戸惑うこともあるのではないでしょうか。

今回は犬に「オスワリ」を教える方法をお話しします。

犬に「オスワリ」を教える基本的な方法

犬にオスワリを教えるには「おやつを使った誘導」が良い方法です。
おやつの誘導から、指示でしっかり座れるように焦らず教えていきましょう。

①おやつを使って「オスワリ」の形に誘導する

まず、おやつを手に持ち犬の鼻先に近づけ、上を向くようにします。

おやつを使って犬の顔を上に向かせると、
犬はバランスをとるために腰を落とすので、
オスワリの形を教えることができます。

これが犬に「オスワリ」を教える基本の方法です。

なかなか座ってくれない場合は、片手でおやつを使いながら
もう片方の手で犬のお尻を下げるように補助します。

誘導してオスワリの形になったら、
その瞬間に褒めておやつをあげるようにしましょう。

②手の誘導で「オスワリ」をさせるようにする

おやつの誘導でオスワリが出来るようになったら、
おやつを持たずに、手の誘導でオスワリを行ってみましょう。

オスワリが出来たら、褒めてポケットなどに用意しておいた
おやつをあげます。

このようにおやつの誘導ではなく、
「動作をしたことに対して褒めておやつをあげる」ようにすると
「おやつに釣られて座る」という行動から
「手の誘導(手の指示)で座る」という行動に変わっていきます。

おやつの誘導はオスワリの形が出来てきたら、
手の誘導に切り替えていくようにしましょう。

ここで上手に切り換えないと、
「おやつがないと座らない犬」になってしまいます。

③「オスワリ」という言葉を教えていく

手の誘導で座れるようになってきたら「オスワリ」という
言葉の指示を入れていきましょう。

繰り返し教えることで「オスワリ」という言葉と
「座ること」が結びついていきます。

おやつを使うと立ち上がってしまう場合は?

犬が立ち上がってしまう場合は、おやつの位置が高すぎる可能性があります。

犬の鼻先におやつを近づけて、そのまま犬の背の方に
手を押すイメージで誘導しましょう。

どうしても立ち上がってしまう犬の場合は
リードを短く持って、立ち上がらないようにサポートしてみましょう。

おやつを使うとバッグしてしまう場合は?

おやつが近づくと、犬が後ろに下がってしまう場合は
おやつの位置が低すぎたり、手の誘導が速すぎる可能性があります。

犬は「顔が上に向くと腰が落ちる」ので、上を向かせるように意識しましょう。

どうしても後ろに下がってしまう犬の場合は、
後ろに壁がある状態で教えると、動作を修正しやすいです。

犬に「オスワリ」を教える意味とは?

犬に教える「オスワリ」は単なる「芸」ではありません。

犬は自分や相手を落ち着かせるための、
カーミングシグナルという行動をとることがあるのですが、
「オスワリ」はそのカーミングシグナルの動作の一つでもあります。

そのため、オスワリを教えると
犬が興奮している時に落ち着かせられるようになり、
犬のコントロールにとても役立ちます。

まとめ

犬に「オスワリ」を教えるには
「おやつを使って上を向かせる」方法がおすすめです。

オスワリを教えると犬をコントロールしやすくなりますので、
子犬のうちから教えるようにしましょう!