犬は飼い主さんの顔や口元をペロペロと舐めることがあります。
犬が日常的に行う何気ない行動の一つですが、この行動には一体どんな意味があるのでしょうか?
今回は「犬が人の顔を舐める理由」についてお話しします。
犬が人の顔を舐める3つの理由
愛情表現の一つ
犬が人の顔を舐めるのは、多くの場合「人に対する愛情表現」と考えられています。
子犬は口元を舐めて母犬に甘える行動をするのですが、
いつもご飯をくれたり、遊んでくれる飼い主さんのことを
母犬と同じように慕って甘えているのです。
飼い主さんにとってはとても幸せな瞬間ですね!
お腹が空いているサイン
オオカミの子供は空腹になると親の口を舐めて食事をねだります。
親は口を舐められると胃の中の物を吐き戻し、子供に与えます。
この習慣は犬にも残っていて、お腹が空いている時に
飼い主さんの顔や口を舐めることがあります。
不安を取り除く
不安から自分を落ち着かせるために、
飼い主さんの顔や口元を過度に舐めることがあります。
犬を不安にさせている原因がないか、ストレスを感じていないか、
環境を見直してみましょう。
犬同士で「口元を舐める」場合は?
オオカミは「下位の物が上位の者に敵意がないことを伝える」ために
この行動をするのですが、この行動は犬同士でも争いを避けるために行われます。
また、子犬のような行動をすることで相手に対して自分を下に見せたり、
相手や自分を落ち着かせようとする「カーミングシグナル」の意味もあります。
まとめ
犬が人の顔や口元を舐める理由はほとんどの場合、人に対する愛情表現と考えられています。
この行動は個体差もあるため、あまり行わない犬もいます。
しかしその場合でも、飼い主さんに愛情がないというわけではありません。
大きく尻尾を振ったり、体をくっつけてきたり…
その子によって別の愛情表現を行っているはずなので、
落ち込まないでくださいね(笑)
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