犬の「肉球」には歩行時の衝撃を和らげたり、体温調節を行うなどの役割があります。今回は犬によくみられる「肉球のトラブル」についてまとめました。
犬の肉球の出血
散歩時にガラス片などを踏むことで肉球を負傷し、出血することがあります。
危ないものが道に落ちていないか、チェックを怠らないようにしましょう。
肉球に出血が見られたら、傷口を清潔なガーゼなどで覆い、
動物病院で診てもらうようにしてください。
犬の肉球の火傷
夏の散歩時に、熱いアスファルトを歩かせると肉球を火傷することがあります。
肉球を火傷すると
- 肉球が赤く腫れる
- 肉球を痛がる
- 足を上げて歩く
などの症状や行動がみられます。
肉球を流水で冷やした後、動物病院を受診してください。
犬の肉球のひび割れ
肉球が乾燥し、ひび割れてしまうことがあります。
ひび割れがひどいと出血することもありますので、
保湿クリームなどを塗ってケアするようにしましょう。
ジステンパーなどの感染症が原因で、肉球がひび割れることもあります。
発熱などの症状も見られる場合は感染症の可能性が高まるので、
動物病院を受診してください。
犬の肉球が熱い
肉球が熱い場合は、発熱している可能性があります。
自宅で体温を測れる場合は、検温をしてみましょう。
38℃以上の場合は感染症などの可能性があるため、動物病院に相談してください。
犬の肉球が冷たい
他の肉球と比べて一部の肉球が冷たい場合は、血栓が起きている可能性があります。
血栓が起きている場合は、その肉球に触られるのを嫌がったり、
反対に感覚がなかったりしますので、すぐに動物病院を受診してください。
まとめ
肉球は地面に接する部分のため、傷ができると治るまでに時間がかかります。
放っておくと傷から細菌感染を起こしてしまうこともありますので、
異常が見られたら動物病院に行きましょう。
肉球の異常が、病気の早期発見につながることもあります。
日々の健康チェックの際にぜひ肉球もチェックするようにしましょう。
最近のコメント