活発で明るい性格のパピヨンは古くから人々に愛されてきました。「パピヨン」は気品に溢れた可愛らしい犬です。今回は「パピヨン」についてお話しします。
「パピヨン」について
「パピヨン」はフランス原産の小型愛玩犬です。
ヨーロッパで古くから飼われ、貴族に愛されてきました。
パピヨンの原種はスペインの小さなスパニエルの一種と考えられています。
犬種名のパピヨンはフランス語で「蝶」の意味を持ち、
大きな耳と長い飾り毛が蝶のように見えることから付けられました。
特徴的な立ち耳のパピヨンですが、昔のパピヨンは立ち耳ではなく垂れ耳が多く、
19世紀末にスピッツやチワワと交配し、改良した結果立ち耳の犬が生まれるようになりました。
パピヨンという犬種名はこの時期に付けられ、
垂れ耳のパピヨンはファーレーヌ(蛾)として区別されました。
パピヨンは元々ダブルコートの犬でしたが、
室内で飼育する際の抜け毛防止のためにシングルコートに改良されています。
そのため一般的にはシングルコートですが、
寒い地域で飼育されているパピヨンはダブルコートを持ちます。
毛色はホワイト&レッド、ホワイト&ブラック、トライカラーなど。
「パピヨン」の性格としつけ
パピヨンは明るく活発で好奇心旺盛な性格をしています。
賢く、運動神経も良いので小型愛玩犬ながら
訓練競技会やアジリティなどのドッグスポーツでも活躍しています。
パピヨンはプライドが高く、自己主張の強い面があるため
しつけをせず自由にさせてしまうと、
噛みつくなどの反抗的な行動に出ることがあります。
賢いので悪いことも覚えてしまいやすいので、
甘やかさずしっかりとトレーニングを行いましょう。
長毛のパピヨンは被毛が汚れやすいため、
ブラッシングを毎日行うようにしましょう。
「パピヨン」がなりやすい病気
パピヨンは純血種の中でも遺伝的な病気が少なく、
比較的丈夫な犬種ですが下記の疾患が見られることがあります。
- 膝蓋骨脱臼
- 骨折
膝蓋骨(膝のお皿)が外れる「膝蓋骨脱臼」は小型犬によく見られますが、
パピヨンも起こしやすい症状です。
また、骨も細く骨折しやすいため、室内がフローリングの場合は
カーペットを敷くなど、工夫するようにしましょう。
まとめ
フランス語で蝶の名を持つ「パピヨン」は古くから人々に愛されてきた小型犬です。
明るくとても賢いのですが、自己主張の強い面があるので
しっかりとトレーニングをするようにしましょう。
特徴的な長い被毛は汚れやすいので、
毎日のブラッシングを欠かさないようにしましょう。
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