最も大きい猫種!「メインクーン」について

猫の中で最も大きい種類である「メインクーン」

猫は犬と比べて種類によってそこまで大きさに差はありませんが、それでも最小種であるシンガプーラとメインクーンを比べると体格には大きな差があります。

今回はそんなメインクーンについてお話しします。

「メインクーン」について

「メインクーン」はアメリカ原産の大型猫種です。

メインクーンの名前は原産国であるアメリカ北東部、
ニューイングランド地方メイン洲の「メイン」と
アライグマに容姿が似ていることから「クーン(アライグマ)」
を合わせた物が由来と言われます。

メインクーンの起源は諸説ありますが、
欧州の船猫とアメリカの農場にいた猫の子孫と考えられています。

メインクーンは最も大きい猫と言われ、体重が10kgを越える個体もいます。
体格はとてもガッチリとしていて、華奢な部分がありません。
尻尾もとても長く、尻尾の長さでギネス記録に認定されたメインクーンもいます。

大きな耳で先端にオオヤマネコのような長い被毛(リンクスティップス)が
生えているのも特徴の一つで、とても野生的な風貌を持ちます。

アメリカ最北部原産であるメインクーンは密集した長い被毛を持っており、
寒さにとても強いです。反面暑さには弱いので夏の暑さ対策が必要です。

「メインクーン」の性格と飼い方

メインクーンは優しく穏やかな猫と言われています。

「穏やかな巨人(ジェントルジャイアント)」という愛称があるほどです。
人にも懐きやすく、賢いため、しつけも行いやすいと言われます。

オス猫は犬のような性格で、飼い主と遊ぶのを好んだりします。
メス猫の方は少し神経質で独立心があります。

メインクーンは体が大きいため、飼育スペースが他の猫よりも
広く必要なことがあります。
密集した長い被毛は毛玉になりやすいので、
毎日ブラッシングしましょう。

「メインクーン」がなりやすい病気

肥大型心筋症は心臓の筋肉が肥大することで、心臓の働きが低下する病気です。
肥大型心筋症を発症し、血栓が出来やすくなると血栓症により命を落とすこともあります。
メインクーンはこの病気が遺伝的によく見られます。
疲れやすくなったり、開口呼吸をするなどの症状が見られたら、
獣医さんに相談しましょう。

多発性のう胞腎症は腎臓に異常なのう胞(液体の入った袋状の物)が出来、
徐々に増えることで腎機能に異常が見られる病気です。
メインクーンはこの症状を起こしやすいので、
若いうちから健康診断などで腎機能を定期的にチェックするようにしましょう。

メインクーンは寒い国出身で被毛の量も多いことから、
他の猫と比べて夏場に熱中症を起こしやすいです。
エアコンを使用するなど、暑さ対策を怠らないようにしましょう。

まとめ

メインクーンはアメリカ、ニューイングランド州原産の大型の猫種です。

メインクーンはとても穏やかな性格の子が多く、人に懐きやすいです。
大型猫ですので、他の猫より飼育スペースや食事量が必要となります。

遺伝的に肥大型心筋症と多発性のう胞腎症を発症しやすいので、
気になる症状があれば獣医さんに相談しましょう。