犬が「体調不良」時に見せる行動・サインについて

犬が普段と違う行動や表情をしている時は、体調不良の可能性があります。

今回は体調が悪い時に犬が見せる代表的な行動やサインについていくつかお話しします。

犬が「体調不良」時に見せる行動・サインについて

犬は体調が悪くなると下記のような普段と異なる行動やサインを見せるため、
嘔吐や下痢など目に見える「症状」以外でも、体調不良に気付けることがあります。

好きなことをしたがらなかったり、興味を失くしている場合は、
体調不良の可能性があります。

また、犬は体調不良やケガをした時に「不安やストレス」を感じます。

犬は環境の変化などで「不安やストレス」を感じた時に、
普段と異なる行動をすることがあるのですが、
この行動は体調不良時にも見られます。

  • 食欲不振
  • 散歩に行きたがらない・動きが悪い
  • 家の中で動かない
  • 伸びを何度もする
  • 体が震える
  • 過剰に甘えてくる
  • “不安・ストレス”のボディランゲージが見られる

食欲不振

食事を摂らなかったり、食べ残したり、食べ物に興味を見せなかったり、
いつもは反応する「おやつ」などの言葉にも反応しない時は、
体調不良の可能性があります。

元々食が細い犬は判断が難しいですが、
多くの犬は食べ物に対して執着を見せるため、
食欲は体調のバロメーターとなります。

食欲不振の原因はお腹の不調が多いので、便の様子などもチェックしましょう。

散歩に行きたがらない・動きが悪い

散歩に行こうとしても行きたがらない、
または散歩に行っても座り込んだり動きが悪い場合は、
体調不良や関節の不調・四肢の怪我などが考えられます。

家の中で動かない

家の中でうずくまっていたり、いつも飼い主さんを迎えに来るのに
出てこなかったりする場合は、体のどこかに痛みを感じている可能性があります。

伸びを何度もする

前足を伸ばし、お尻を上にあげるポーズをする場合は腹痛の可能性があります。

犬は寝起きや、遊びに誘う時にこのポーズを行いますが、
腹痛が原因でこのポーズをすることがあります。

腹痛が原因の場合は何度も行い、うめいたり伏せたまま動かなかったりします。

体が震える

体が小刻みにずっと震えている場合は、
体の痛みや内臓疾患が原因で震えていることがあります。

寒さで震えている場合は、室温をあげると震えは止まりますが、
体調不良が原因の場合は止まりません。

また低血糖や脳神経の異常で震えることもあります。

過剰に甘えてくる

過剰に飼い主さんの体にくっついて甘えてくる時は、
体の痛みによる不安を感じている可能性があります。

体によじ登ってきたり、前足で体に頻繁に触れてきたりと、
どことなく落ち着きのない甘え方をするので、
ケガはないか、便の様子はおかしくないかチェックをしましょう。

“不安・ストレス”のボディランゲージが見られる

常に耳を下げたり、上目遣いをしたり、体を丸めて尻尾を下げている時は、
体調不良や、体の痛みから不安を感じている可能性があります。

表情やボディランゲージからも体調不良のサインが読み取れます。

“表情”は普段の元気な表情を知っていればこそわかる違和感なので、
普段からよく犬を観察するようにしましょう。

まとめ

愛犬の様子が「何となくおかしい」「いつもと違う」と気付けるのは、
いつも一緒に過ごしている飼い主さんです。

違和感がいつまでも改善しない場合は、動物病院に行くようにしましょう。