「ブラッシング」は犬の日常ケアの一つですが、ブラッシングが苦手で暴れたり、逃げてしまう犬もいます。
そこで今回は”犬がブラッシングを苦手になる原因と対処方法”についてお話しします。
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犬が「ブラッシング」を苦手になる原因と対処方法について
犬が「ブラッシング」を苦手になる原因は主に下記の4つです。
- ブラッシングの際に嫌な経験をした
- ブラシが怖い
- ブラシをおもちゃと勘違いしている
- 体を触られることが苦手
ブラッシングの際に嫌な経験をした
犬がブラッシングを苦手になる原因の一つに
- 間違ったブラッシング方法で皮膚を傷つけられた
- ブラシが犬の被毛に合っていない
- 毛玉が引っかかった
などの「ブラッシング時に嫌な経験をしたこと」があげられます。
<対処方法>
スリッカーブラシはブラシの角度によっては
皮膚を傷つけることがあり、短毛種には適していません。
毛玉が出来ている被毛を無理矢理ブラッシングしようとすると
犬は痛みを感じます。
ブラッシングは愛犬の被毛に適したブラシを使用し、
正しい使用方法で、慎重に行いましょう。
ブラシが怖い
ブラシにまだ慣れていない子犬や、
ブラッシングをされたことのない成犬などは
「ブラシ」自体をひどく怖がることがあります。
<対処方法>
ブラシを怖がる犬には
- 生活環境にブラシを置いて少しずつブラシ自体に慣らす
- ブラシを見せながらおやつをあげる
- ブラッシングをしながらおやつをあげる
などを行い、少しずつ慣らしていく必要があります。
ブラシの形状が苦手なことも多いので、
初めのうちはグローブタイプのブラシを使用する方法も良いでしょう。
※グローブタイプのブラシは抜け毛を除去するのに適したラバー素材のため、
もつれ・毛玉除去には不向きです。
ブラシをおもちゃと勘違いしている
ブラシを“おもちゃ”と勘違いして、
ブラシを見ると興奮して噛みつこうとする犬がいます。
<対処方法>
この場合は落ち着かせ、リラックスした状態で
ブラッシングをするように心がけます。
2人で作業できる場合は、一人が犬を保定、
もう一人がブラッシングをするようにし、
冷静に犬をコントロールしましょう。
体を触られることが苦手
ブラッシングは体全体を触られて、行動を制限されるので、
体を触られることに慣れていない犬にとっては苦手なケアになります。
このタイプの犬はブラシ自体も苦手なことが多く、
不快な経験をさせないように慎重に慣らしていく必要があります。
<対処方法>
まずはおやつをあげたり声掛けをしながら体全体を触ることに慣らし、
「手で触られること」に慣らします。
その後はブラシに抵抗がなければ、被毛に合ったブラシを使用して
少しずつ慣らしていきます。
ブラシに警戒するようであれば「手」の感触に近い
“グローブタイプのブラシ”を使用してブラッシングに慣らしていきましょう。
まとめ
犬がブラッシングを苦手になる原因は
ブラッシングで嫌な経験をしたり、ブラシ自体に慣れていなかったりと様々です。
- ブラッシングは正しい方法で慎重に行うこと
- ブラシそのものに慣らすこと
- ブラシをおもちゃにさせず、興奮させないこと
- 普段から体を触られることに慣らすこと
この4つを意識して、飼い主さんもわんちゃんも
楽しくブラッシングできるようにしましょう。
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