噛まれると結構痛い!子犬が「甘噛み」をする理由

子犬の問題行動の一つに「甘噛み」があります。

甘噛みは子犬の小さい歯だからと油断していると、じゃれつく力が強くなり、かなり痛いです。

子犬は何故「甘噛み」をするのでしょうか?

今回は子犬の「甘噛み」についてお話しします。

子犬が「甘噛み」をする理由

子犬が甘噛みをする理由は主に下記の3つです。

  • 歯の生え変わりで歯がむず痒い
  • 犬同士の遊びの一つ
  • ストレス解消のため

歯の生え変わりで歯がむず痒い

子犬の歯は生後3ヶ月~7か月頃に乳歯から永久歯へ生え変わるのですが、
この生え変わりの時期は歯がむず痒く、人の手や家具など色々な物を噛みたがります。

特によく動く人の手は、犬にとってはおもちゃや獲物に見えるため
興味を持って甘噛みしやすいです。

犬同士の遊びの一つ

子犬同士の遊びの一つに「甘噛み遊び」があります。

犬にとって口は人の手のような役割をしているので、
口を使って遊ぶことは自然な行動です。

子犬同士の甘噛み遊びでは、強く噛みすぎると
相手に怒られてしまうので、噛む力を調整します。

子犬はこの甘噛み遊びから自然と「噛む力加減」を学ぶのですが、
飼い主さんのことも遊び相手とみなし甘噛み遊びを行ってしまうのです。

ストレス解消のため

子犬に限らず成犬も行いますが、運動不足などでストレスが溜まると
ストレス解消のために色々な物を噛むことがあります。

子犬の「甘噛み」の対処方法

甘噛みは犬の成長過程において正常な行動ですので、
噛むことを止めさせるのではなく、「噛んで良い物」を教えるようにしましょう。

また、興奮を抑えることも甘噛みの対処法として有効です。

  • 歯のむず痒さ解消用の「おもちゃ」を与える
  • 手を噛ませないように「おもちゃ」遊びをする
  • 興奮を抑えるトレーニングをする
  • 甘噛みされても高い声を出さない

歯のむず痒さ解消用の「おもちゃ」を与える

デンタルコットンなど「噛める」おもちゃを与えて
歯のむず痒さを解消させてあげましょう。

手を噛ませないように「おもちゃ」遊びをする

遊ぶ時はロープなどを使い飼い主さんの手を噛みにくい
引っ張りっこ遊びをし、ロープを噛んでいる時は褒めます。

手を噛んでしまったら遊びを止め、
低く落ち着いた声で叱って甘噛みを止めさせ、落ち着いたら遊びを再開します。

遊びの中で「噛んで良い物」と「噛んではいけない物」を
明確に教えるようにしましょう。

興奮を抑えるトレーニングをする

子犬は興奮すると甘噛みをしやすくなるので、
遊びの途中でオスワリやマテなどのトレーニングも行い
興奮を抑えるようにしましょう。

甘噛みされても高い声を出さない

子犬に甘噛みをされると痛いので「キャーッ!」という高い声を出したり、
突然動いてしまったりしがちですが、この行動は「子犬を興奮させる」行動です。

子犬が甘噛みしても、飼い主さんは高い声は出さないようにしましょう。

また、高い声を出しやすい子供と子犬が遊ぶ時は特に注意をしてください。

歯の生え変わり時期が過ぎ、精神的に成長してくると
自然と甘噛みは減っていきます。

まとめ

甘噛みは子犬の成長過程において正常な行動ですが、
対処を間違えると長く続いたり、噛み癖に移行することもあります。

噛んで良い物と噛んではいけない物を教えて、甘噛み行動を上手に管理し、
同時に興奮を抑えるトレーニングも行うようにしましょう。