遊び?ストレス?犬がクルクル回る7つの理由

クルクル回る犬の行動を見たことがありますか?

くるりと一周だけ周ったり、クルクルと何周も回るなど回ると言っても回り方は様々です。

一体犬はどのような時にクルクルと回るのでしょうか?

犬がクルクル回る7つの理由

犬がクルクル回るときは、主に下記の7つの理由が考えられます。

  1. 嬉しさ・興奮の感情表現
  2. 遊びの一つ
  3. ストレス行動の一つ
  4. 寝る場所の確保のため
  5. 排便前の周囲確認のため
  6. お尻周りの違和感のため
  7. 病気のため

嬉しさ・興奮の感情表現

犬は遊んでいる時や、ご飯の時など嬉しかったり興奮している時に
感情が爆発してクルクルと回ることがあります。

遊びの一つ

特に子犬によく見られる行動として、
自分の尻尾をおもちゃや獲物だと思い、追いかけてクルクル回ることがあります。

また、単に暇つぶしとして行うこともあります。

ストレス行動の一つ

ストレスを感じた時に、ストレス発散の行動としてクルクル回ることがあります。

慢性的な運動不足などストレスのたまる状況が続くと
ずっと同じ行動を取る「常同行動」として
クルクル回る動作が見られることがあります。

寝る場所の確保のため

犬は寝床を決めると、その場でクルクルと回ることがあります。
これは寝る前に寝床を踏み固めて、寝やすくしている行動と言われます。

排便前の周囲確認のため

犬は排便時にクルクルと回ることがあります。
これは排便時には無防備となるため、周囲を確認している行動と言われます。

お尻周りの違和感のため

尻尾やお尻に何かが付いていたり、汚れている場合は
犬が気にしてクルクルと回ることがあります。

病気のため

病気の症状として犬がクルクルと回ることがあります。

  • てんかんなどの発作
  • 認知症
  • 前庭疾患

てんかん発作の症状の一つとして尻尾を追って
回る行動が見られることがあります。

認知症や前庭疾患は老犬によく見られる症状です。
ゆっくりと同じところを回る旋回行動や、
平衡感覚が低下し、回ってしまいます。

回りすぎは犬の興奮を高める!?

クルクルと回る行動はどの犬も行いますが、
シェットランドシープドッグ、ボーダーコリーなどの
活動的な犬種は特に回りやすいです。

小型犬ではポメラニアンなどはとてもよく回ります。

回る行動は犬にとって興奮が高まりやすく、
同時に吠えたり、散歩時に回るとコントロール不能になったりと
大きな問題行動になることがあります。

普段から回る行動が出やすく、また興奮しやすい犬は、
回り始める前に「オスワリ」「マテ」などの指示を出し、
コントロールできるようにトレーニングしましょう。

また、回りやすい犬は「回ること」が得意です。
「スピン」などのコマンドを付ければ芸(トリック)として
コミュニケーションの一つにすることもできます。

まとめ

犬は色々な理由でクルクルと回ります。

回っている時はどんな状況かしっかりと観察することで、
犬が何を感じて回っているかがわかってきます。

興奮し過ぎてしまう時は、冷静になるように
トレーニングをしましょう。