クルクル回る犬の行動を見たことがありますか?
くるりと一周だけ周ったり、クルクルと何周も回るなど回ると言っても回り方は様々です。
一体犬はどのような時にクルクルと回るのでしょうか?
Contents
犬がクルクル回る7つの理由
犬がクルクル回るときは、主に下記の7つの理由が考えられます。
- 嬉しさ・興奮の感情表現
- 遊びの一つ
- ストレス行動の一つ
- 寝る場所の確保のため
- 排便前の周囲確認のため
- お尻周りの違和感のため
- 病気のため
嬉しさ・興奮の感情表現
犬は遊んでいる時や、ご飯の時など嬉しかったり興奮している時に
感情が爆発してクルクルと回ることがあります。
遊びの一つ
特に子犬によく見られる行動として、
自分の尻尾をおもちゃや獲物だと思い、追いかけてクルクル回ることがあります。
また、単に暇つぶしとして行うこともあります。
ストレス行動の一つ
ストレスを感じた時に、ストレス発散の行動としてクルクル回ることがあります。
慢性的な運動不足などストレスのたまる状況が続くと
ずっと同じ行動を取る「常同行動」として
クルクル回る動作が見られることがあります。
寝る場所の確保のため
犬は寝床を決めると、その場でクルクルと回ることがあります。
これは寝る前に寝床を踏み固めて、寝やすくしている行動と言われます。
排便前の周囲確認のため
犬は排便時にクルクルと回ることがあります。
これは排便時には無防備となるため、周囲を確認している行動と言われます。
お尻周りの違和感のため
尻尾やお尻に何かが付いていたり、汚れている場合は
犬が気にしてクルクルと回ることがあります。
病気のため
病気の症状として犬がクルクルと回ることがあります。
- てんかんなどの発作
- 認知症
- 前庭疾患
てんかん発作の症状の一つとして尻尾を追って
回る行動が見られることがあります。
認知症や前庭疾患は老犬によく見られる症状です。
ゆっくりと同じところを回る旋回行動や、
平衡感覚が低下し、回ってしまいます。
回りすぎは犬の興奮を高める!?
クルクルと回る行動はどの犬も行いますが、
シェットランドシープドッグ、ボーダーコリーなどの
活動的な犬種は特に回りやすいです。
小型犬ではポメラニアンなどはとてもよく回ります。
回る行動は犬にとって興奮が高まりやすく、
同時に吠えたり、散歩時に回るとコントロール不能になったりと
大きな問題行動になることがあります。
普段から回る行動が出やすく、また興奮しやすい犬は、
回り始める前に「オスワリ」「マテ」などの指示を出し、
コントロールできるようにトレーニングしましょう。
また、回りやすい犬は「回ること」が得意です。
「スピン」などのコマンドを付ければ芸(トリック)として
コミュニケーションの一つにすることもできます。
まとめ
犬は色々な理由でクルクルと回ります。
回っている時はどんな状況かしっかりと観察することで、
犬が何を感じて回っているかがわかってきます。
興奮し過ぎてしまう時は、冷静になるように
トレーニングをしましょう。
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