猫は基本的に「砂の上で排泄をする」という習性があるため、トイレのしつけは比較的簡単とされます。
しかし、一度覚えたトイレを失敗してしまうなど飼い主さんを悩ませてしまうことがあります。
猫が「トイレを失敗する時に考えられる理由」は下記の6つの場合が多いです。
Contents
猫が「トイレを失敗する」時に考えられる6つの理由
- 泌尿器の病気のため
- 加齢による身体機能の低下のため
- 認知症のため
- マーキングのため
- ストレスのため
- トイレ環境が不適切なため
泌尿器の病気のため
膀胱炎や尿路結石など泌尿器の病気になると、
トイレに間に合わず、別の場所で排泄してしまうことがあります。
泌尿器の病気の場合は、その他に
- トイレに行っても排尿しない
- トイレに行く回数が多い
- 血尿が出る
などの症状・行動が見られます。
これらが見られたら、まずは動物病院へ行くようにしましょう。
加齢による身体機能の低下
猫トイレに高さがある場合は、加齢による身体機能の低下により、
トイレに入れず別の場所で排泄してしまうことがあります。
この場合は、高低差のないトイレに変更したり、
スロープを付けるなど対策をしてみましょう。
認知症のため
猫も高齢になると「認知症」になることがあり、
トイレの場所が分からず、別の場所で排泄してしまうことがあります。
認知症を治すことは難しいので、猫がそわそわとしたら
トイレに連れていくなど対応をしましょう。
マーキングのため
猫が壁などに尿を吹きつけている場合は、
マーキング行動である「スプレー」です。
スプレーはオス猫に多く見られ、
テリトリーやメス猫へのアピール行動と言われます。
去勢手術を行うと、マーキングを止められることがあります。
(※個体によっては癖として残ってしまうこともあります)
ストレスのため
落ち着かない環境(騒音・ゆっくりできる寝床がないなど)や、
同居猫とのケンカなどでストレスが溜まっている場合は、
トイレ以外で排泄をすることがあります。
ストレスになっている原因を見つけ、改善するようにしましょう。
トイレ環境が不適切なため
トイレ環境が猫にとって不適切な場合は、猫はトイレを使用せず
トイレ以外の場所で排泄することがあります。
例えば
- トイレが汚れている
- トイレの場所が落ち着かない
- トイレの砂が好みではない
- トイレの形状が好みではない
- トイレの数が足りない
などが猫の不満となります。
まず、猫はきれい好きなため、汚れた場所での排泄を嫌います。
トイレはいつも清潔にしましょう。
排泄の際は無防備になるため、
落ち着かない場所にあるトイレを猫は嫌がります。
部屋の隅など人通りの少ない場所に置きましょう。
トイレの形状(ドーム付き、扉付きなど)や、
砂の質は猫によって好みが違います。
粗相の原因がどうしてもわからない場合は、
このような単純な「猫の好み」もあることを知っておきましょう。
トイレの数が少ないと、別の場所をトイレにしてしまうことがあります。
多頭飼育の場合は猫の数+1個のトイレがあると
失敗が少なくなると言われています。
まとめ
猫が何かをきっかけに突然トイレを失敗するようになると、
飼い主さんもストレスを感じたり、心理的な負担が出てきます。
猫が今まで出来ていたトイレを失敗する場合は、
必ず理由があります。
何か体に異常はないか、猫にストレスをかけていないか…
まずはしっかり原因を探ってみてください。
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