みなさんのわんちゃんは「室内トイレ」を使用して排泄できますか?
子犬を飼い始めた場合、多くの飼い主さんは室内で飼育をしますが、成犬になると室外飼育に移行したり、散歩で排泄させるようになり、いつの間にかわんちゃんは「室内での排泄」をしなくなることが多いです。
しかし室内での排泄は成犬になっても覚えておくと、飼い主さんにもわんちゃんにも多くのメリットが存在します。
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犬が「室内での排泄」を覚えた時の5つのメリット
「室内での排泄」は犬にとって、飼い主にとって覚えておくと良いメリットがあります。
病気やケガの時に負担をかけずに排泄できるため
室内での排泄が出来ると、犬が病気やケガをして動くのが大変な時に、
体に負担をかけずに排泄させることができます。
犬が歩行困難な状態だと、散歩に出ての排泄は
犬自身にも、とても負担がかかってしまいます。
シニア犬になった時の介護に役立つため
シニア犬も歩行が困難になったり、排泄間隔が短くなることが多いため、
室内での排泄が出来るとお世話がしやすくなります。
いつでも排泄できるため
室内犬の場合、室内での排泄が出来ると我慢をすることなく排泄できるため、
排泄を我慢しすぎて発症する「膀胱炎」などの病気の予防になったり、
散歩まで排泄を我慢しなくても良いため、ストレス軽減にもなります。
飼い主の「緊急時」に対応できるため
飼い主さんが病気やケガをして散歩が出来ない時などの「緊急時」に
室内での排泄が出来ると、とても助かります。
悪天候でも臨機応変に対応できるため
悪天候時のお散歩は飼い主さんも犬も大変ですが、
室内での排泄を覚えていると、無理なお散歩をせずに排泄を済ませることができます。
「ワンツー」「シーシー」など排泄コマンドを覚えさせておくと、
飼い主さんの望んだタイミングで排泄をすることも出来ます。
犬に「室内での排泄」を忘れさせないようにするには
では成犬になっても、室内での排泄を忘れさせないようにするには
どうすればいいのでしょうか?
子犬から成長し、散歩に出るタイミングで
室外での排泄に移行してしまう犬が多いのは、
「自分の巣穴を汚さないために離れた場所で排泄する」という
本能的な行動によると考えられています。
もちろんすべての子が室内での排泄を忘れてしまうことはなく、
中には散歩をするようになっても、室内での排泄を自然に続ける子もいますし、
逆に室外では一切排泄をしないという子もいますが、
犬種の差として、日本犬は特に室外での排泄を好む傾向があります。
そのような傾向にある犬には散歩中に排泄するようになっても、
室内でのトイレトレーニングを 意識的に続けると、
室内での排泄を忘れずに覚えてくれます。
「朝起きたら室内で排泄をさせてから、散歩に行く」など
排泄しやすいタイミングを利用し、習慣的に続けることで、
「室内での排泄」を忘れずに過ごすことができます。
また、室内で排泄をしたら褒めてあげることも、忘れさせない秘訣です。
「散歩中に排泄をする習慣」がしっかり身についてから、
「室内での排泄」を覚えさせようとすると、時間と根気が必要です。
そのため、早い段階で「散歩と排泄は別」と犬に教えてあげること、
飼い主さん自身もそういった考えをしっかりと持つことがとても重要です。
まとめ
「室内での排泄」が出来ることは、
わんちゃんが人と共に長く暮らすうえで、とても役に立つことの一つです。
また、近年では犬の散歩時の排泄は、衛生上の問題や臭いなどから、
近隣住民とのトラブルになることもあります。
そのため、できるだけ室内で排泄をさせてから散歩に行くように心がけ、
外で排泄をした場合は、処理をしっかり行うことを
「飼い主のマナー」として意識しましょう。
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