運動のためだけじゃない!?犬が散歩を必要とする3つの理由

わんちゃんのお世話の一つとして「散歩」があります。

しかし近年、ペットショップなどで小型犬を購入した飼い主さんが「運動は室内で足りるので、散歩は必要ない」と店員にアドバイスされ、全く散歩をしない、ということがあります。

小さなわんちゃんだと、“運動量”だけでいうと室内のみでも足りることもありますが、わんちゃんにとって散歩は、運動よりも大事な理由があるため、
どんな大きさのわんちゃんでも必要です。

その3つの理由が下記になります。

社会化のため

犬は人と暮らすうえで、たくさんのことに慣れる必要があります。

人や犬、自転車や自動車、音、感触など…
外での散歩には、室内だけでは経験することが出来ないほどの
たくさんの刺激があります。

これらの刺激をたくさん経験し、慣れることによって、

  • 音に対して敏感に吠える
  • 人や犬に対して警戒して吠える
  • 物事に対して過剰に怖がる
  • ストレスを感じやすくなる

などの「問題行動」が起きにくくなります。

このように色々な刺激に慣らすことを「社会化」と言い、
物事に対して恐怖心を持ちにくい子犬の時期から社会化を行うと特に効果的です。

反対に散歩に一切出ないと「問題行動」が起きやすくなり、
人と一緒に暮らす際に上記のような様々な問題が出て来ます。

また、物事に対して過剰に反応したり、ストレスを感じやすくなったりするため、
犬自身の健康のためにも社会化はとても重要なものとなります。

ストレス解消・リフレッシュのため

散歩に出て、地面を歩いて、においを嗅ぐことは
犬にとって本能を刺激されるため「好き」なことです。

そのため、散歩自体がストレス解消になりますし、
お留守番が長かったり、室内飼いの子は
リフレッシュにもなります。

ストレスは病気の元とも言われますので、
散歩での解消が出来ればとても良いですね。

飼い主さんとのコミュニケーション

散歩は飼い主さんと犬が一対一になる
「コミュニケーションの時間」です。

散歩中は飼い主さんと一緒に居ることができますし、
自分を注目してくれる時間にもなります。

コマンドを出して、トレーニングをしたり、
公園でロングリードを付けてボール遊びをしたり、
室内では出来ないコミュニケーションをとることも出来ます。

多頭飼育で、数頭一緒に散歩をさせている場合も
時々一頭ずつ散歩をすることで、
飼い主さんを独占でき、とても嬉しそうにすることもあります。

その子自身と向き合える時間を大切にしてあげたいですね。

まとめ

わんちゃんにとっての散歩はとても大切な意味がありますので、
毎日行えると良いですね。

散歩はわんちゃんだけでなく、
飼い主さんにとってもリフレッシュになりますし、
わんちゃんと散歩に行くと、四季を感じることも出来ます。

散歩で楽しい思い出をたくさん作ってくださいね♪