猫が人に対して体を“スリスリ”とこすりつける3つの理由

猫と一緒に暮らしていると、猫が人に対して体を“スリスリ”とこすりつけてくることがありますよね。

普段あまり人にくっつかずクールなイメージのある猫が、近くに寄ってきてくれるので、飼い主さんとしてはとても嬉しい行動だと思います。

この行動は猫にとっては一体どんな意味のある行動なのでしょうか??

猫が人に対して体を“スリスリ”とこすりつける3つの理由

猫が人に対して体をこすりつける理由として、下記の3つが考えられます。

  1. 大好きのアピール・甘えている
  2. 自分のニオイを付ける(マーキング)
  3. ごはんなどのおねだりアピール

 

大好きのアピール・甘えている

飼い主さんの足や腕などに顔をこすりつけるようにスリスリし、
喉をゴロゴロと鳴らし、さらには尻尾がピーンと立っている…
そんな状態の時、猫は飼い主さんに対して「親愛の情」を示しています。

飼い主さんのことをとても信頼し、甘えている時の行動です。

警戒心の強い動物である猫は、信頼していない人間には
この行動を取ることはありません。

飼い猫にこの行動をされる飼い主さんは、
信頼されていると言えるでしょう。

自分のニオイを付ける(マーキング)

猫の顔には自分のニオイを出すための臭腺があるため、
顔周辺をこすりつける行動はマーキングの一種とも言われます。

よく壁や家具などにスリスリと顎や顔をこすりつけますが、
飼い主さんに対してもマーキングをしてアピールするようです。

特に帰宅直後にスリスリされる場合は、
外から自分の知らないニオイを付けてきた飼い主さんに対して、
自分のニオイを付けてマーキングをしている可能性があります。

「自分のニオイ」がしない飼い主さんに対して不安から
自分のニオイをスリスリと付けているとも考えられているので、
猫が満足するまでスリスリさせてあげ、
声をかけたり、撫でてあげるといいでしょう。

ごはんなどのおねだりアピール

猫が普段ごはんを食べる場所などで人に対してスリスリする時は、
ごはんの要求をしている可能性があります。

犬のように大きく吠えての要求をすることができない猫は、
お腹が空いたときのアピール行動としても
スリスリを活用しているのです。

食事の時間がきっちり決まっている猫などは、
行わない場合もあるようです。

我が家の猫は食事の時間が近づくとスリスリしながら
大きな声で鳴くので、この行動がとてもよく見られます(笑)

まとめ

猫が人に対して体をスリスリとこすりつけてくる行動の多くは、
猫にとってとても愛情深い行動ということが分かりましたね。

飼い猫にスリスリされると私たちもつい幸せな気持ちになってしまいます。

猫がスリスリしてきたら声をかけたり、撫でてあげると、
良いコミュニケーションが取れるでしょう。