ネコちゃんが体を舐めて「毛づくろい」をしている姿は、ネコちゃんを飼っていると日常的によく見かける光景ですね。
ただ気ままに体を舐めているように見えて、ネコちゃんが「毛づくろい」を行うには理由が存在しています。
今回はネコちゃんが「毛づくろい」を行う5つの理由についてお話しします。
Contents
猫が「毛づくろい」を行う5つの理由
猫が毛づくろいを行う理由は、主に下記の5つと言われています。
体をきれいにするため
まず、猫の毛づくろいは「体をきれいにする」ために行われていると考えられています。
体をきれいに保つことにより、感染症や皮膚炎などを防ぐことにも繋がるため、
ネコ科の動物は本能的に舌を使った毛づくろいを行います。
食事のあとの汚れを舐めとったり、抜け毛やフケや小さなゴミなどを、
突起のあるザラザラした舌で取り除いています。
においを消すため
肉食動物である猫は、狩りを行います。
狩りを行うためには、獲物に気付かれずに近づく必要がありますので、
毛づくろいを行い、自分のにおいを消す習慣があると考えられています。
気分を落ち着かせるため
自分の気持ちを落ち着かせるため、毛づくろいを行うことがあります。
動物病院での診察など極度の緊張や、ストレスを感じた後、
おもちゃで遊んで興奮した後などによく見られます。
体温を下げるため
猫は汗腺が肉球にしかないため、
人間のように体全体から熱を逃がすことが苦手です。
しかし、毛づくろいは猫が苦手な熱の放出を助けることができます。
毛づくろいで体を舐めると、体に唾液が付着します。
その唾液が蒸発する時に、猫の体の熱を逃がすことができるのです。
夏場にずっと毛づくろいを行っているようであれば、
猫にとっては「暑い」環境と言えますので、注意が必要です。
ビタミンDを摂取するため
猫は体内でビタミンDを作ることができないため、
他から摂取する必要があるのですが、
毛根部分の皮脂が日光にあたることにより、
ビタミンDを合成することができます。
日光浴をしながら、毛づくろいをしている場合は
ビタミンDの摂取も同時に行っています。
毛づくろいをし過ぎる・毛づくろいをしない場合は要注意!
猫が毛づくろいを行う理由が色々あると分かりましたが、
毛づくろいをし過ぎる場合や毛づくろいをしない場合は、注意が必要なことがあります。
「ストレスを感じて、気分を落ち着かせる」ための毛づくろいを
頻繁に行う場合は、ストレスを多く感じている証拠です。
ストレスは病気の元になりますので、ストレスの発生源を見つけて
猫にストレスのない環境を整えるようにしましょう。
同じ部分だけを舐め続けている場合は、
その部位にシコリなどの違和感があったり、
皮膚病を起こしている可能性もあるため、
皮膚や被毛のチェックをしましょう。
また逆に、毛づくろいを全然行わない場合は
口内炎など、痛みがありできない可能性もあるので注意しましょう。
まとめ
ネコちゃんの毛づくろいは猫の本能的な行動の一つですが、
ネコちゃんのストレスや健康状態のチェックにも役立ちます。
日常的な毛づくろいを行う時間は、
ネコちゃんにとってリラックスタイムでもあるので、
邪魔をせず、そっと見守りましょう。
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