人と同じようにわんちゃんにも「アトピー性皮膚炎」があります。
アトピー性皮膚炎はわんちゃんの皮膚病の中でも最も多い症状の一つです。
体をしきりに痒がる愛犬の姿は見ていてとてもつらいですよね。
アトピー性皮膚炎は、原因が多岐にわたるため
対処が難しい病気ですが、飼い主さんの対策で改善することがあります。
Contents
アトピー性皮膚炎の犬に飼い主が出来る5つの対策
- 皮膚の乾燥を防ぐ
- 小まめな薬用シャンプーをする
- フードの切り替えをする
- 部屋の掃除を行う
- 散歩時のアレルゲン対策をする
皮膚の乾燥を防ぐ
まずアトピー性皮膚炎の悪化しやすい状況に乾燥があります。
冬場などの乾燥する時期は加湿器を付けると空気の乾燥を防げます。
皮膚自体に対してはベビーオイルを少量皮膚に塗ると良いようです。
夏場体が暑くなると痒みも増すためクーラーで室温を下げましょう。
小まめな薬用シャンプーをする
シャンプーをすると皮膚に影響を与えている
アレルゲンを流すことができます。
病院処方の薬用シャンプーを使いましょう。
シャンプーの回数は症状により変わります。
フードの切り替えをする
食事がアトピー性皮膚炎の原因になることもありますので、
低アレルゲンのフードに切り替えたり、
またはフードを別のメーカーに変えてみるのも一つの手です。
フードは出来るだけ良質なフードを与え、
皮膚に良いサプリメントを食事に加えるのも良いでしょう。
アトピー性皮膚炎になりやすい体質を改善するには、
体の中から変えていく必要がありますので
毎日の食事はとても重要な役割を果たします。
部屋の掃除を行う
ほこりやダニなどもアトピー性皮膚炎の原因になります。
部屋を清潔に保ちましょう。
部屋以外にもわんちゃん用の毛布なども小まめに洗濯しましょう。
室内に空気清浄機を付けると空気もきれいに保たれます。
散歩時のアレルゲン対策をする
草や花粉もアレルゲンになるため、
草むらなどに入らないように散歩を工夫したり、
草が皮膚になるべく当たらないように服を着せましょう。
散歩後もブラッシングをしてアレルゲンを落とすようにしましょう。
続いては犬のアトピー性皮膚炎について詳しくお話していきます。
犬のアトピー性皮膚炎とは
犬の「アトピー性皮膚炎」はアレルギー性皮膚疾患の一つで、
犬に見られるアレルギー皮膚疾患の中でも大きな割合を占めます。
アトピー性皮膚炎はアレルゲンに対して
体の免疫が過剰に反応してしまうことにより起きる症状で、
- ダニ
- カビ
- ハウスダスト
- 花粉
- 化学物質
などが主なアレルゲンとなります。
アトピー性皮膚炎は遺伝的な要因や
皮膚のバリア機能が関係していると言われます。
また、季節性もあるとされ、ある一定の季節に症状が重症化したり、
そのまま慢性化したりします。
犬のアトピー性皮膚炎の症状
- 皮膚の激しい痒み
- 皮膚の赤み
- 脱毛
- 皮膚の硬化
- 色素沈着
症状としては人間のアトピー性皮膚炎と同じような症状ですね。
まず特徴的なのが激しい痒みです。
症状が出やすい部位は
- 足の付け根
- 脇の下
- 内股
- お腹
- 足先
- 耳
など
皮膚が擦れる部分や、皮膚が薄く敏感な部位は
症状が出やすいです。
こちらも人間のアトピー性皮膚炎と似ています。
アトピー性皮膚炎はどんな犬種もなる病気ですが、
日本で多く飼われている柴犬によく見られる病気として
知られています。
アトピー性皮膚炎になると外耳炎など他の症状も併発することがあります。
犬のアトピー性皮膚炎の治療
- 薬物療法
- 保湿剤の投与
- 薬用シャンプー
症状がひどい場合はステロイドやヒスタミン剤の薬物療法で
炎症や痒みを抑えて行き、乾燥を防ぐために保湿剤を塗布します。
保湿性の高い薬用シャンプーなどを使うことにより、
皮膚の保湿と、アレルゲンを洗い流すことができるので、
薬物療法と併用されます。
まとめ
アトピー性皮膚炎は一度かかると完治しにくい病気です。
私事ですが私自身もアトピー持ちなので痒みのつらさと
ぶり返しのつらさはとても分かります…。
一度治ってからは、再発しないように、
しっかり対策を行っていきましょう。
体調を崩して免疫力が下がると元々持っている症状が出やすいので、
普段からバランスの良い食事を与えて
免疫力をアップさせることは、再発を防ぐために重要だと思います。
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